
もうすぐバレンタイン!
男性も女性も一年で一番ドキドキする日がやってきますね!
特に女性は「どんなチョコを贈ろう」と頭を悩ませ、この週末でチョコ選びやチョコ作りを考えている方は多いのではないでしょうか?
そんなあなたは、本格派のチョコ「ダークチョコレート」を選んでみましょう!
ダークチョコレートは、甘いのが苦手な方が多い男性にはぴったりのホロ苦テイストで、しかも健康や美容にも効果的な、本格派チョコです。
この記事では、そんなダークチョコレートについてご紹介するとともに、ついつい自分用にも買いたくなっちゃう美容・健康効果をご紹介します!
この記事の目次
はじめに「ダークチョコレート」とは?
「ダークチョコレート」がどんなチョコのことを言うのが、あなたはご存知ですか?
簡単に言えば、カカオが多く含まれて、ホロ苦な風味が特徴の色が濃いチョコのこと。
本来のカカオの風味(特に苦味)が感じられる、本格的な味わいです。
…というのが私の個人的な印象で、実は日本チョコレート・ココア協会によって、以下のようにいくつかの定義があるようです。
- ミルク(乳製品)が入らない、カカオマスが40~60%のチョコレートのこと
- 糖分や乳製品分が少なく苦味の多いチョコレートのこと
他にもいくつか例が載っていますので、合わせて、日本チョコレート・ココア協会のホームページをご覧になってみてください。
市販のチョコレートとの違いは何?
ところで、ダークチョコレートと一般的なチョコレートの違いは何なのでしょうか?
簡単に言うと、市販のチョコレートは乳製品を多く使った「ミルクチョコレート」であるのに対して、ダークチョコレートは「カカオバター」を多く使っていることにあります。
カカオバターは、カカオを原料にして作られる油のことで、光沢や口溶けの良さをチョコに与えることができます。
しかし、作るのに手間がかかる上に高価なため、一般的なチョコレートにはあまり多く使われません。
まとめると、ダークチョコレートはカカオ原料の材料が多く、市販のチョコレートは乳製品を使った馴染みやすい味わいが特徴と言えますね。
ダークチョコレートには栄養が豊富!
そんなカカオ多めのダークチョコレートには、栄養も豊富です。代表的な栄養素は主に以下の通りです。
カカオポリフェノール
まずは何と言っても「カカオポリフェノール」です。
ポリフェノールは抗酸化作用に優れた栄養として有名で、一般的には赤ワインに含まれることが知られています。
しかし、実は明治製菓さんによればカカオに含まれるポリフェノールの量は、赤ワインの4倍以上!
(100gあたり、カカオ:840mgで、赤ワインは180mg)
この豊富なカカオポリフェノールが、色々な健康・美容効果をもたらします!
ビタミンB類
ビタミンB類も豊富に含まれます。
特にナイアシン、パントテン酸、ビタミンB2等が多く含まれていて、これらは脂質や炭水化物、タンパク質等から、体を動かすエネルギーを作る作用がある栄養素です。
ミネラル類
そしてミネラル類も豊富。
カルシウム、、マグネシウム、カリウム、鉄分、亜鉛などをバランスよく、かつ豊富に含みます。
ミネラル類は、肌の保湿作用に関わる重要な役割を担っていて、これが不足すると乾燥肌やアトピー等の症状を招くこともあるとか。
ダークチョコレートは美肌にとっても嬉しい食品なんですね。
ダークチョコレートの効果まとめ!
では、ダークチョコレートにはどんな健康・美容効果があるのでしょうか?代表的なものをご紹介します。
紫外線を防ぐ効果
お肌の大敵・紫外線を防ぐ効果があります。
2006年にドイツのヴィッテン・ヘァデッケ大学が行った研究では、カカオには紫外線を予防する効果があることが証明されています。
これは、豊富に含まれるカカオポリフェノールの作用と言われ、お肌の老化やシミなどを防ぎ、エイジングケアにも効果的です。
ダイエット効果
脂肪の代謝を促進して、内臓脂肪がたまるのを抑える効果があるようです。
もれはチョコレートのメーカーさんとして有名な森永さんが行った研究によるもので、脂肪の多いエサとカカオを一緒に与えられたラット(ねずみ)は、内蔵に脂肪が貯まりづらい傾向にあったのだとか。
もちろん、砂糖が多いものを摂ってしまっては逆効果ですが、チョコレートを食べてダイエットができるなんて素敵ですね!
歯周炎を予防する効果
歯周炎の原因を抑えて、予防する効果もあるそうです。
2009年、岡山大学が行った研究では、カカオを多く含むエサを食べたラット(ねずみ)は、炎症が抑制されて、歯周炎の進行が抑えられたとの報告があります。
一般的には虫歯など、歯には悪い印象のあるチョコレートですが、ダークチョコレートは別物のようですね。意外です!
脳の認知機能を改善する効果
脳の認知機能を改善するとも言われています。
これもカカオポリフェノールによるもので、2008年にフランスで実施された研究では、年齢とともに認知機能が低下するのをカカオポリフェノールが抑制すると発表されています。
ちなみに、カオオポリフェノールは脳神経を守る効果に優れているそうで、このはたらきが認知機能低下を抑えていると考えられます。
血圧を下げる効果
血液の流れを改善して、血圧を下げる効果もあります。
2003年のアメリカの研究では、カカオポリフェノールが血管を広げて血流を良くするはたらきがあるという結果が出ています。
これは、カカオポリフェノールが動脈の内側を刺激して、一酸化窒素を生成するためとのことです。
まとめ&ダークチョコレートの選び方
このように、ホロ苦いダークチョコレートは、健康にも美容にも良い優れたチョコ!まさに本格派なんです。
選ぶポイントとしては、
- カカオの含有率が多いもの(カカオポリフェノールの効果を得るには70%以上のものがオススメ!)
- カカオバターを使っているもの
- 砂糖を使っていないもの(オーガニックシュガーなどを使っているもの)
この3点を押さえるといいでしょう。
こだわった分だけ、きっと思いはチョコレートにもこもるはず!
ダークチョコレートの力を借りて(?)、素敵なバレンタインデーになりますように。
※参考元
http://www.meiji.co.jp/chocohealthlife/efficacy/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16702322
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15850966
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19905949
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18179729
https://www.healthline.com/nutrition/7-health-benefits-dark-chocolate
http://nutritiondata.self.com/facts/sweets/10638/2