
もうすぐ節分ですね!
節分といえば「豆まき」ですが、ふと社内でこんな会話になったんです。
社員A:「今年も落花生まきますよ」
社員B:「えっ?豆まきなんだから、大豆まくでしょ」
と、「大豆をまく派」と「落花生をまく派」の2つに別れたんです。
それで、疑問に思いました。
節分の豆まきって、「大豆をまく派」と「落花生をまく派」はどっちが多いんだろう? と。
というわけで急遽、1月30日(火曜)に社内にいた当社の社員28人に対して急遽アンケートを実施!
その結果と、「大豆」派と「落花生」派それぞれの意見やコメントなどをまとめました。
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この記事の目次
節分にまくのは大豆?落花生? アンケート結果
いきなり結果からお伝えすると、以下のグラフのようになりました!

※当社内アンケート(2018/1/30実施)です
- 大豆派:22人
- 落花生派:6人
…で、大豆派が多数!8割近くが「節分にまくのは大豆!」と答えました。
ちなみに男女の内訳は、女性が23人、男性が5人。年齢層は20代~40代です。
「豆まき」という呼称、そして昔からの伝統ということもあってか、当社の場合は上記のようにはっきりと「節分の豆まき=大豆」という結果が出ました。
大豆派、落花生派、それぞれの意見
では、ここからはアンケートを取っている中で社員から出た意見やコメントを、それぞれ箇条書きで簡単にご紹介します。
大豆派の意見・コメント
- 小さい時からずっと大豆!落花生はまいたことがない。
- 落花生をまくなんて、今まで知らなかった・初めて知った
- 家中の全ての窓から(大豆を)投げるようにしている
- 家の中の各部屋に2粒ずつ、摘んで軽く放る感じでまいている
- 鬼の面をかぶって「鬼は外」と豆をまきます(矛盾してる!)
- 食べる用の大豆と、まく用の大豆2つに分けて煎った
- 恵方に向かって豆をまいている
- 投げる豆に「福」が乗っかっている感覚でまいている
- 「鬼門」から豆をまき始めるようにしている
- (飛び散らないように)三角の袋に入っているものをそのまま投げる
- 大豆を煎らずに生のまま投げている
- 半年後、ソファの下から出てきたりする
- お風呂にまくと、ふやけた状態で見つかって切ない気持ちになる
- まくと、大豆の皮だけ剥けて落ちていたりする。踏むとちょっと痛い。
- 「年の数だけ食べる」という習慣に、子どもが羨ましがる
- 掃除が大変だから、そもそも投げない
落花生派の意見・コメント
- 子どもの頃からずーっと落花生だった
- 落花生とでん六豆を混ぜてまいていた
- 節分の時期になると、スーパーで落花生と鬼の面がセットで売っている(秋田県)
- 掃除がめんどくさくないから落花生
- 奥さんが用意したものを毎年まいていたが「珍しいな」という気もしていた
- 昔は大豆だったが、掃除が簡単だから、ある時期から落花生に変わった
- 節分のイベントとかで、上から降ってきても痛くない
- 実家では半々(大豆と落花生)。あとは、でん六豆も、それぞれ3分の1ずつ混ぜてまいていた
- 後日、雪の中から落花生が見つかることがあった
地域によって違いがあるのか?
と、ふと地域によって大豆・落花生の違いがあるのか?と気になったので、アンケートをする時に「落花生派」と答えた社員に出身を聞いてみました。
その結果、以下の都道府県では昔から伝統的に落花生をまくことが判明しました。
- 北海道
- 秋田県
- 新潟県
共通点を挙げるとすれば、雪が多く、お米の生産地として有名、というところでしょうか。
※実際、お米の生産量ランキングでは、1位:新潟県、2位:北海道、3位:秋田県です。(農林水産省統計「平成29年度の水稲生産量」より)
ちなみに、同様の調査内容はALL ABOUTさんでも書かれていて、いわく、「北海道、東北、信越地方ではおよそ8割以上の方が落花生を使っているらしい」んだそうです。
これは雪深い地域では、雪の上に豆をまいてしまうと、ふやけて食べられなくなるからという理由からのようです。
落花生の生産地も「豆まき=落花生派」
なお、落花生の生産地がある都道府県でも、落花生を豆まきに使うという習慣があるようです。
それが、鹿児島県や宮崎県。
落花生といえば千葉県や茨城県が生産地としては有名ですが、鹿児島県と宮崎県の一部地域でも盛んに生産されているとのこと。
そのため、これらの地域では食べ物を大事にするという理由よりも、「たくさん生産されるから」という理由でまかれるようです。
苗字が「渡辺」さんの人は豆まきしなくてもいい
ところで、節分の豆まきにおいて、苗字が「渡辺」の人は豆まきをしなくてもいいという話を聞いたことがあるでしょうか?
これは、平安時代の武将・源頼光に命じられた彼の四天王のひとり「渡辺綱(わたなべのつな)」という人物が、鬼退治をしたことに由来するならわしです。
ちなみにこの鬼の名前は酒呑童子と言いますが、実は元々、絶世の美少年だったそうです。
それが、酒呑童子に思いを寄せる女の子からラブレターをもらったんですが、これを読みもせずに破り捨ててしまいました。
これに激怒した女の子から恨まれ、その呪いによって鬼になってしまったんだとか。
さらに、酒呑童子には茨木童子という部下もいて、酒呑童子の敵討ちをしようと渡辺綱に襲いかかったそうですが、逆に返り討ちに遭って、それ以降、渡辺綱が怖くて近づかなくなったんだそうです。
渡辺綱、強すぎ問題。
ちなみに渡辺綱の人物画は上記のとおり。本当に強そうな見た目ですね。これはさすがの鬼も勝てそうもありません。
当社の「渡辺」さんは豆まきをする?しない?
ところで、当社の社員に実は「渡辺」さんが居るので、この話を交えて豆まきをするのか質問してみたところ、
「やってますね。豆まき。」
との回答でした(笑)。
近づいてすらこないのに、さらに追い打ちをかけるとは…(笑)!
ちなみに当社の「渡辺」さんは、鬼どころか虫も殺さないような穏やかな表情をする人です。
いくら鬼が「渡辺」一族を恐れていたとしても、当社の渡辺さんになら襲い掛かってくるかもしれませんね。
まとめ
というわけで、まとまっているのかまとまっていないのかわかりませんが、当社の節分の豆まきアンケートは、
- 節分の豆まきは「大豆」派が多数!!
- 当社の渡辺さんは豆まきをする!!
…という結果になりました。何かのお役に立てましたら幸いです。
節分は、季節の変わり目であるとともに、昔でいう一年の始めの時期でもありますので、豆まきをして、厄を追い払い、幸運を呼び込み、素敵な年にしたいものですね!