若見えに影響を及ぼす紫外線の恐怖!知識と対処法まとめ

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夏もついに本番の季節を迎えます。夏は海水浴・バーベキューやフェス等イベントも目白押しの季節。毎日お肌のケアをしているからこそ、野外イベントは楽しみでも紫外線がな…と気にする方も多いかもしれません。

せっかくの夏だから行動的に全力で楽しみたい!そんな人も改めて紫外線の知識や対処法を学びながらスキンケアを一緒に見直しましょう!貴方は夏本番に向けてお肌のスタートダッシュ準備はできてますか?

「そんなに日焼けしないタイプだし…」

「昼間の10分程度しか外に出ないし大丈夫よね?」

「日焼け止めはSPF50を使えば、問題ないんでしょ?」

自分は大丈夫と思う方も、もう一度紫外線対策を見直しませんか?!

この記事の目次

そもそも紫外線ってどんなもの?

太陽から降り注ぐ光は「目に見える光(可視光線)」と「目に見えない赤外線や紫外線」2つに分かれていて、「紫外線」は地表に降り注ぐ光の中では最も光の波長が短いものを指します。
では、その「紫外線」について、詳しく見ていきましょう。

1.太陽光に含まれる紫外線の種類とは?

紫外線は波長の長さ(波長区分)によって光エネルギーの大きさが変わります。

  • UV-C(短波長紫外線):大気層(オゾン層)などで吸収され、地表には到達しない。
  • UV-B(中波長紫外線):大気層(オゾン層)で吸収されるが、一部は地表へ降り注ぎ、皮膚や目に有害な影響がある。オゾン層が破壊されると増加する。
  • UV-A(長波長紫外線):UVBほどではないが、長時間紫外線を浴びた場合の健康への影響が懸念されている。

2.紫外線の種類による違いや、体への影響とは?

私達の体に影響を及ぼす紫外線は、「紫外線A波(UV-A)」と「紫外線B波(UV-B)」という2種類です。紫外線は屋外で太陽から直接届く量と、空気中で散乱して届く量がほぼ同程度といわれています。

●UV-B(中波長紫外線)

紫外線総量の10%にも満たないのですが、UV-Aの600~1000倍近くの有害性があります。

皮膚や眼にも有害で、肌表面の表皮細胞やDNAを傷つけ、赤く水ぶくれをするような日焼けを引き起こしたり、皮膚がんの原因になることも。

●UV-A(長波長紫外線)

肌の奥深く真皮にまで侵入し、コラーゲンやエラスチン線維を破壊します。ハリや弾力を失わせ、 光老化の原因になります。また、UV-Bより有害ではありませんが、長時間浴びると健康被害の懸念も。

さらにUV-Aは窓ガラスなども通過するので、屋内へも届いてしまいます。屋内でも屋外の10%〜20%程度の紫外線があるので油断は禁物なのです。

3.紫外線が多い季節はいつ?

紫外線は夏場だけでなく通年を通じて注意が必要なのは皆さんご存知ですよね?

曇り空や、雨が多く降る梅雨の時期でも紫外線が強いのに、うっかり気を抜いて紫外線を浴びている人も多いと思います。それは恐らく紫外線の強さが5、6月から既にかなり強いという事実を知らない方が多いからかもしれません。

このことを、「紅斑(こうはん)紫外線量」の統計から見てみましょう。
紅斑紫外線量とは、紫外線が人体へ及ぼす影響の度合を示す量。紫外線の波長により、異なる人体(皮膚)への影響度の割合を掛けて合計した紫外線量です。[単位:mW/㎡]

紫外線が人体へ及ぼす影響は波長によって異なるため、290nm~400nm(ナノメートル)の波長範囲について、波長別紫外線強度に人体への相対影響度を波長毎に掛け、積算して求めます。

A領域(UV-A;波長315~400 nm(ナノメートル)、B領域(UV-B;波長280~315 nm)

気象庁ホームページに「日積算紅斑紫外線量」の月平均値が掲載されていますが、この数値を元に過去10年(2009年−2018年)の月平均値を調べたところ、夏場だけでなく5月、6月も数値が高いことが目に止まると思います。

「まだ春だから…」「梅雨だし、曇り空だし大丈夫よね?」なんて思って紫外線のケアを怠っていると肌に多くのダメージを与えているのです。紫外線は年間を通じて地表に届き、肌トラブルの一因になっています。

4.紫外線は強さや量に変化はあるの?

紫外線の強さについて

紫外線の強さは、季節や天候、時刻、またオゾンの量によって大きく変化します。

同じ気象条件のもと比べると、「太陽が頭上にくるほど、強い紫外線が届く」と言われています。頭上から太陽の光が降り注ぐ時…ズバリ1日のうちでは正午頃、季節としては6月〜8月が最も紫外線が強くなるということ。

また、日頃から標高の高いところに住む人たちは強い紫外線を浴びるので、標高の低い土地に暮らす人よりも大きく影響を受けてしまいます。標高の高いところで行うスキーやスノボ、山登りなどのスポーツをする人は、季節に問わず日焼けをしてしまった…!なんて経験に思い当たりますよね?

時間、季節、標高の高さが注意するポイントです。

紫外線量について

紫外線は強さだけでなく、量にも注意が必要です。
もちろん強い紫外線を多く浴びてしまえば、肌へ悪い影響を確実に及ぼします。しかし、日頃から浴びる「うっかり少量の紫外線」も気を抜けません。

【紫外線量】とは、【紫外線の強さ】×【時間】。

つまり、弱い紫外線でも長時間紫外線を浴びてしまえば、強い紫外線を短時間浴びた時と同じ紫外量になる事もあるのです!これは意外とやってしまいそうですね・・・。

紫外線の散乱光にも注目

紫外線は太陽光とともに直接、頭上から降り注ぐものだけと思っていませんか?紫外線には太陽から直接降り注ぐ「直射光」と、太陽から降り注ぐ光が空気分子(窒素・酸素など)やエーロゾル粒子(固体や液体の微粒子)に当たり、進行方向が変化して地上に届く「散乱光」があります。

光の波長が短いほど散乱しやすくなる性質があり、紫外線は波長が短いので、より散乱され地上に届いてしまいます。

気象庁ホームページに、UVインデックスの日変化における「紫外線総量内の、直接光と散乱光の比較図」が掲載されています。それを確認すると、正午頃の紫外線総量のうち約6割が散乱光です。空気中に散乱する紫外線の多さがわかりますね。直接降り注ぐ紫外線への対応だけでは全く足りないのです。

UVインデックスとは:紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示すために、紫外線の強さを指標化したもの。

紫外線の反射光にも注目

紫外線は直接、頭上から降り注ぐものだけでなく、アスファルトなどの地表面や建物などからも反射している状態です。

紫外線の反射は、地表面の状態によりその影響も大きく変わってきます。地表面で反射された紫外線の一部は上空に向かい、大気で散乱したり、建物等で再び反射されて地上に向かいます。地表面の反射率が大きいところでは、紫外線が強く影響するのです。

《紫外線の反射率》出典:環境省:紫外線環境保健マニュアル2015

  • 新雪     80%   
  • 砂浜     10〜25% 
  • 水面     10〜20% 
  • アスファルト 10% 
  • 草地、土   10%以下

地表面から近いところにいるベビーカーの赤ちゃん、まだまだ身長も小さい幼児や児童は、おのずとお紫外線の反射を多く受けてしまうので注意が必要ですね。

紫外線が肌や体に与える影響とは?

1.紫外線が体に与えるトラブルって

紫外線を浴びすぎた場合、健康に様々な影響が及ぶことがあります。

【急性】
日焼け (サンバーン、サンタン)、紫外線角膜炎(雪目)、免疫機能低下

【慢性】
《皮膚》シワ (菱形皮膚)、シミ・日光黒子、良性腫瘍、前がん症 (日光角化症悪性黒子)、皮膚がん 《目》白内障、翼状片

2.紫外線による日焼けに種類はあるの?

サンバーン(sunburn)とサンタン(suntan)は、日本ではどちらも “日焼け” と呼ばれています。

●SUNBURN (サンバーン)

紫外線にあたると数時間後から現れる赤くなる日焼けのこと。

光エネルギーの強いUV-Bは短時間で肌へ作用をします。表皮まで届き、赤いひりひりとした炎症を引き起こします。これをSUMBURN(サンバーン)といいます。酷いと水泡ができたり、重傷な場合は皮膚のDNAを傷つけます。UV-Bは肌だけでなくDNA等の生体にも影響する強い紫外線です。

●SUNTAN(サンタン)

赤い日焼けが消失した数日後に現れ、数週間から数ヵ月続く肌が黒っぽくなる日焼けのことです。

UV-A、UV-B 双方の紫外線によってメラニン色素が発生し、肌が黒くなる「色素沈着反応」を引き起こします。シミやそばかすが現れ、数週間から数ヶ月間の間にターンオーバー等で自然に消えていきます。

3.人種により異なる「肌タイプ」肌の抵抗力に違いはあるの?

●肌ダメージから守るため、メラニン色素が発生する

人の皮膚には紫外線から皮膚を守る仕組みが元々備わっています。紫外線、可視光線、赤外線を吸収・散乱させ、皮膚やDNAへのダメージを食い止めようとする「光線の防御反応」、それがメラニン色素の発生です。

●肌のメラニン色素量によって紫外線への抵抗力は異なる

最近日光ばく露をしていないサンタンのない皮膚に45~60分間(90~120mJ/㎠)の日光ばく露をした時の反応に基づく。 Pathak MA, Nghiem P, Fitzpatrick TB. Acute and chronic effects of the sun. Freedberg IM, Eisen AZ, Wolff K et al. ed. Dermatology in general medicine. 5th ed. New York: McGraw-Hill; 1999; p1598-1607. を改変 

メラニンが多いほど、肌が黒くなる「色素沈着反応」を引き起こします。メラニンが多いほど「光線の防御反応」が強く、紫外線に対しての抵抗性があると言えます。

また、日本人は赤くなると、その後数日で褐色に変化し、白人は紫外線を浴びても赤くなるだけで、あまり褐色になりません。

日本人でも色白で、日光にあたるとすぐ赤く炎症し、黒く焼けないタイプの人は一般的な日本人よりも紫外線のダメージリスクが高いとされ、慎重な紫外線対策が必要です。

●肌が黒く抵抗力がある方だからと言ってケアをしないのはNG

肌が黒い方が紫外線に対する抵抗力があると言っても、紫外線ケアを怠ったり、むやみに日焼けをすることはお勧めしません。紫外線を浴びるということは、ただ日焼けをするというわけではないからです。

●皮膚細胞には傷ついたDNAを修復する能力が備わっている

しかし、傷の度合いが酷い場合は正しく修復されるはずのDNAが誤った状態で修復され、皮膚ガンの原因になる可能性もあります。紫外線を浴びれば、ただ肌が黒くなるだけ…という認識ならとても怖いことです。

4.紫外線を浴びると肌にはどんな症状が起きるの?

紫外線による肌ダメージは、日焼け・シミだけでなく肌全体に影響を及ぼすので注意が必要です。
その内容を詳しく見ていきましょう。

●角質層がダメージを受け、乾燥肌に

紫外線を浴びると角質層がダメージを受け、お肌のバリア機能が低下します。角質層は「天然保湿因子(NMF)やセラミド」などの成分で細胞と細胞の間が満たされています。これらの成分が細胞をつなぎ止める事により水分保持を行い、外部の刺激から守っているのです。

しかし、紫外線を浴びると、傷ついた角質層からセラミドが消失し水分保持機能が低下。水分が蒸発し乾燥肌になります。

●「角質肥厚」を起こし、お肌はゴワゴワに

紫外線や乾燥など刺激を感じると、肌は防御反応を起こしてダメージから守ろうとします。肌細胞の隙間にセラミドがいない乾燥状態で紫外線を浴びると、刺激や異物などのダメージから肌を守ろうと肌細胞を大きくします。これが「角質肥厚」です。

角質肥厚の状態では化粧水も浸透しづらくなるので、水分不足がさらに進み、ターンオーバーも乱れ、角質肥厚へとループのように続いてしまう要因になるのです。※角質層まで

シミ・くすみが出来る

紫外線を浴びる事で、メラノサイトはダメージから肌を守る為に「メラニン色素」を過剰に生成します。表皮の一番底の部分(基底層)に多くあるメラノサイトに直接働きかけ、メラニンを生成させるのです。

このメラニン色素が、ターンオーバーによって徐々に浮かび上がりシミやくすみが生まれます。角質肥厚を起こし、ターンオーバーが乱れれば、シミやくすみの発生してしまった肌が“新しく生まれ変わる力”も自ずと鈍くなります。

シワ・たるみが出来る

お肌の乾燥による潤い・肌力の低下から、肌表面の小ジワが増えます。また、真皮にUV-Aが到達すると、肌全体のハリを保っているコラーゲン線維が変質しシワやたるみを引き起こします。コラーゲンは家を支える柱の様な存在。これが変質してしまうと“たるみ”が引き起こされます。柱の様な存在がたるむなんて、考えると怖いですよね。

紫外線による “シミ、シワ、たるみ”は 「光老化」と呼ばれ「肌の老化、ふけ顔の要因」として知られています。生き生きとした「若見え肌」を目指す女性には紫外線ケアは必須ですね。

紫外線から肌を守るにはどんなケアが必要?

1.日頃からスキンケアをしっかり行い、肌を整えておく

日焼け、紫外線の予防をするなら、日頃から肌のコンディションを整える事が第一です!

《まずは保湿をしっかりと》

何事もベースが大切です。保湿はアフターケアと思われがちですが予防にも効果的。肌の基礎力を高めておく事は、紫外線を浴びたあとのコンディションに影響します。肌が健康で潤っていればダメージも少なくなり、肌がボロボロの状態で紫外線を浴びれば症状は悪化します。

日頃からのケアが肌トラブルの深刻度を和らげるので、蒸し蒸しベタつく梅雨や夏でも、しっかりと保湿に重点を置いた毎日のスキンケアを声を大にしてオススメします。

2.紫外線の強い時間帯を避ける

紫外線は正午前後、太陽が最も高くなるとき(南中時)に最も強くなります。紫外線の強い時間は避けることも必要です。

3.日陰や地下を利用する

外出した際はできるだけ地下や日陰をうまく利用し、必要以上に紫外線を浴びるのを防ぎましょう。紫外線は太陽から直接浴びていなくても空気中に散乱していたり、建物や道路から乱反射しています。日陰だからといって大丈夫ではないので、そこは気をつけて!

4.小物を使って効率よく紫外線を防ぐ

日傘や帽子、手袋、アームカバー、ストール、サングラス等、小物で紫外線をカバーしながらお洒落も楽しんで!

●「傘や帽子」を使用してブロック!

日差しの強い日や日差しの強い時間帯など、太陽から直接降り注ぐ紫外線には日傘や帽子の利用が効果的です!帽子でカバーするなら、麦わら帽子のような幅が広く、つばがある帽子を選ぶことがポイントです。

また、UVカットを施した日傘なども多く店頭に並んでいるので、使っている方は多いのではないでしょうか?近頃は、男性でも使用する方も増えていて、紫外線に関する意識が高くなっています。

しかし、紫外線自体は空気中に散乱していたり、建物や道路から乱反射しているので、全てを防ぐことはできないので注意が必要です。

ポイント:つばの広い帽子を着用しよう!

※帽子の着用で20%減少する(太陽が高い位置にある時)(WHO)

薄い雲では UV-Bの80%以上が透過します。屋外では太陽から直接届く紫外線量と空気中で散乱して届く紫外線量がほぼ同程度。日傘や帽子の着用でも散乱する紫外線から全て守ることはできないのです。

●「UVカット対応のメガネやサングラス」でブロック!

紫外線は日焼け止めをするだけじゃダメ!

皮膚から吸収する紫外線は日焼け止めもしたし、直接日差しに当たらない様に夏用の上着やストールもある、日傘もさしたからもう万全でしょ?

…そんな事を考えているアナタ!実は紫外線は皮膚だけじゃなく、目からも吸収されているのをご存知でしたか?!目から吸収された紫外線は、皮膚から吸収された紫外線と同じ様に脳が「皮膚を守る為にメラニンを生成しますよ」と指令を出してしまいます。

ポイント:サングラスやUV加工されたレンズのメガネを取入れる!

※UVカット機能のあるメガネやサングラス着用で90%減少する(WHO)

一般的にガラスの眼鏡は UV-Bをカットしますが、プラスチックの眼鏡の場合は “UVカット” 表示のあるものを選んで!横からのばく露もあるので、顔の形フィットした眼鏡やサングラスを選ぶのがポイントです。

5.衣類をUV加工する

●UV加工をされた洋服を取り入れる

薄手のパーカーやTシャツなど、すぐ羽織れてUV加工されている商品を多く見かけるようになりましたね。また、キャミソール等の下着もUV加工の施された商品があったりとバリエーションも増えてきました。

●UVカット出来る洗濯洗剤や柔軟剤を取り入れる

自宅の洗濯機で洗濯するだけで衣類にUVカット機能を加える事ができる液体洗剤があるのをご存知ですか?お手持ちの衣類を洗濯するたびにUVカット率が上昇する液体洗剤です。

それだけ、紫外線について日頃から意識する人が増えているという事なのかもしれませんね。

6.紫外線を通しにくい色の服を選ぶ

紫外線を防ぐには黒がベスト!黒や濃い色は、紫外線を防ぐのでおすすめです。白や淡い色合いは、紫外線透過率が高いのです。

濃い色調で、素材は目が詰まっている衣類が紫外線を防ぐのには一番良いと言われています。しかし、紫外線を防ぐ反面、黒色は熱を吸収しやすいのも併せ持った特徴。

通気性や吸収性が悪いと、暑い時期には熱中症等に注意が必要になります。また、黒だからといって薄い生地やメッシュ状の素材等は、紫外線を通してしまう恐れが有ります。

そんな場合は、むしろ、少し厚手の白色のほうが通さない事もあるようです。生地自体に紫外線吸収剤が塗られている「UVカット」素材も選択肢に入れながら、暑い夏は生地と色合いを考えてチョイスしてみてください。

7.自分の肌や、用途にあった日焼け止めを使う

紫外線対策といえば一番に思い浮かぶのはやっぱり日焼け止め!次の章で、その種類や選び方について詳しくお伝えします。

自分の肌や、用途にあった日焼け止めを上手に選ぶには?

1.たくさんある日焼け止め、何か成分などに違いはあるの?

クリーム・乳液・スプレー・等、使い心地や使用用途によって色々な日焼け止めが販売されています。

いずれの日焼け止めにも、乳液やクリームの成分に加え、紫外線防止剤が配合されています。紫外線防止剤とは「紫外線吸収剤(有機系素材)」と「紫外線散乱剤(無機系素材)」の2つに分けられています。

①紫外線吸収剤/白くならず使いやすいのですが、稀にアレルギーを起こす人がいます。

②紫外線散乱剤/紫外線防止剤が数種類組み合わされて入っています。白くなりますがアレルギーを起こすことはほぼありません。

肌の敏感さや、使用感の好みで選んでみてくださいね。

2.日焼け止めの使用用途にあった選び方とは?

日焼け止めは「いつ・どこで・何をするか」を意識して、生活スタイル・シーンにあった商品を選ぶのがポイント。

日常生活をするにおいて、洗濯物や郵便物の受け取りなど、ちょっとした外出には数値の高くない日焼け止めでも充分です。また、日中屋外での長時間のスポーツや海水浴などではSPF・PAの高めなものや耐水性のものを選ぶのもポイントです。

●PAって何?

PA とは、「プロテクショングレイドオブUVA (Protection grade of UVA)」の略。

『UV-A(紫外線A波)』を防ぐ効果の高さを判断できるのが、PA値です。

肌の奥深く「真皮」にまで届き、シワ・たるみに影響を与えるUV-Aの防止効果を表示しています。4段階(PA +、PA ++、PA +++、PA++++)に分かれていて、+が多くなるほどUV-Aを防ぐ効果が高くなります。

●SPFって何?

SPFとは、「サン・プロテクション・ファクター(Sun Protection Factor)」の略。

『UV-B(紫外線B波)』を防ぐ効果の高さを判断できるのが、SPF値です。

シミやソバカス・皮膚ガンへ影響を与える『UV-B』によって、炎症が起こるまでの時間を遅らせる目安になる数値です。SPFの数値は20分程度を“1”と基本単位とし、何もつけない状態より20分程度皮膚に日焼けが始まるまでの時間を遅らせる…という目安です。

つまりSPF30の場合、20分×30=600分=10時間

理論上は約10時間程度の日焼けが抑制されるという計算になります。

3.どのくらいの頻度で塗れば良いの?

SPFの高い日焼け止めを使用すれば、10時間ももつなら1度で大丈夫よね?なんて思っている方はいませんよね?SPFの高い日焼け止めを塗ったからと言って、必ず紫外線が防げるというわけではありません。

なぜなら、何も塗らない場合に比べてUVB波による炎症をどれぐらい長い時間防止できるかという一つの目安でしかなく、塗り方や日焼け止めを塗って過ごす環境などにも大きく影響されるから。

日焼け止めは汗で流れ、手やハンカチ・タオルで拭いたりすると落ちてしまいます。SPF・PAが高くても一度塗って放置された状態では紫外線は防げないのです。

塗り直しはスポーツや海水浴など日焼けする機会だけでなく、日常でも忘れずに行いたい習慣です。

ポイント
SPF・PAだけにこだわるのでなく、ポイントは塗り直しを細かく行う事

過酷な環境下では2時間程度で丁寧に塗り直しをする事が重要です。

4.どのくらいの量を塗れば良いの?

SPFの数値で表される時間の目安は、日焼け止めを1平方センチメートル当たり2mgずつ皮膚に塗った際のものです。そのため、使用量が少なければ目安になる時間すら変わってしまいます。

使用量は500円玉1枚を、お顔全体に広げて使うイメージです。使用量が少なければしっかり紫外線からお肌を守る事もできません。塗る際はムラにならないようにしっかりと伸ばしてくださいね。

SPFのお話
日本化粧品工業連合会のSPF測定法基準により

SPF50+を上限としています。

測定方法に限界があるので制限が設定してあるとされています。ちなみに、日本の紫外線量の7倍とも言われるオーストラリアやニュージーランドにも上限が設けられていて、SPF30までしかありません。実際にはSPFが30以上の製品の効果には大差がないと言われているようです。

5.できるだけ肌に負担をかけたくない!日焼け止め以外のアイテムで保護する方法は?

朝起きて家族のためにご飯を作ったり、家族を起こしたり…主婦は朝から大変ですよね?

「家で過ごすのに日焼け止めまで使わなくても軽くケアできないの?自分のケアは家事が落ち着いた最後なんだけど…」そんな声も聞きこえてきます。

そんな時には抗酸化力の高い、軽いサンスクリーン作用もあるオイルを取り入れるのも方法の1つ!洗顔後、さっとオイルで保湿するだけで手軽に始められます。

●軽いサンスクリーン効果のあるオイルを使用してみる

灼熱の太陽光や熱が降り注ぐ乾いた大地。こんな過酷な環境下で育つ植物には、持って生まれた「紫外線や熱から自らを守るための、強い抗酸化力」が備わっています。

代表的なものは、アルガンオイル・ホホバオイル・アーモンドオイルなど。

その性質から「軽いサンスクリーン作用」もあり、オイル自体に「優れた酸化安定性がある」のが特徴です。そんな砂漠や熱帯に住まう人々は、肌を乾燥から守り潤すだけでなく、強烈な日差しから髪や肌を保護するためにも昔からオイルを生活に取り入れ使ってきました。

●オイルを使って油焼けはしないの?

「油焼け」という言葉、未だによく聞きますよね?油焼けが起きていたのは精製技術が未熟だったはるか昔に、鉱物由来のオイルに含まれる不純物が原因で引き起こされたものと言われています。

今は精製技術も上がり、化粧品レベルのオイルではそのようなことはありません。また、抗酸化力の強い、厳選した植物由来のオイルを使用していれば油焼けの心配はありません。

「酸化したら色素沈着や、油焼けはしないの?」という声もあります。植物由来、動物由来に関わらず、オイルは時間の経過とともに酸化します。しかし、化粧品用のオイルを選ぶ段階で品質の安定性が高く、酸化しづらい抗酸化に強いオイルを選べば、通常使用する上では心配ないと言われています。

(直射日光がガンガンに降り注ぐ高温の部屋に何年も置いておく…そんな無茶な使い方をする人などいたら、話は別ですが…そんな方はいませんよね?)

オイルを選ぶ時のポイント
・酸化しづらいオイルを選ぶこと

・植物由来の高品質なオイルを選ぶこと

・添加物や色素の入っていない肌に負担が少ないもの

それぞれの特徴や使い方、お肌に合わせて選んでくださいね

日焼けしてしまったら?どうする?アフターケア!

焼けてしまったお肌はアフターケアをするのと、しないのでは秋冬のお肌のコンディションに大きく影響してきます!

どんな日焼けの状態にも、まずは肌の熱を「冷やす」ことが大切。まず、紫外線でほてりのある肌を落ち着かせ、冷やした後に保湿します。

1.熱を持った皮膚をまずはクールダウン

日焼けをした肌は火傷の状態です。焦って色々スキンケア製品を使わなきゃ!と慌てる前にまずは肌の熱を「冷やす」ことが大切。

・早めに流水で冷やす  ・濡れタオルや氷、保冷剤などでしっかり冷やす

氷や保冷剤で冷やす時は、肌に直接触れないようにタオルに包んだり、ビニール袋に入れて使用してください。

紫外線を浴びた肌はデリケート!刺激を与えないベーシックなスキンケアを

美白作用や消炎作用のある化粧水やパックをすぐに使いたくなるところですが、焦らずに、肌のコンディションに合わせて「刺激を与えない、優しいベーシックなスキンケア」をしましょう。

また、紫外線を浴びた肌はバリア機能が低下しています。いつも以上にデリケートな状態なので、摩擦にも気をつけたいところです。コットンを使用してパッティングしたり、肌を擦ったりせず、手のひらでやさしく丁寧になじませましょう。

3.美白化粧品を使用して、しっかり肌を整える

ベーシックなスキンケアを行って肌の状態が大丈夫だと確認できましたか?問題無いようなら、次は美白作用や消炎作用のある化粧水やパックを使用して、紫外線を浴びた肌を整えましょう!しっかりと保湿をしてあげる事が重要です。保湿したコンディションの良い肌は、肌へのダメージも軽減されます。

保湿の必要性はわかるけど、夏場にクリームの様な重いテクスチャーを使うのが苦手……なんて思う方はジェルなどテクスチャーを変更するのも良いですね。自分の好みの方法でしっかり保湿しましょう。また、化粧水やパックを冷却し使用したり、スチーマーを使用しても効果的です。

4.念入りに保湿して、肌のターンオーバーを整える

夏の肌は紫外線からの“乾燥・シワ”対策として、しっかりと保湿するだけでなく、生成されたメラニンによる“シミ・くすみ”をターンオーバーを整える事で、早めに解消させるアフターケアも必要です。

5.過剰な皮脂や老化角質を洗い流し、その後のスキンケア製品の浸透を助ける

パパインやパイナップルなどの酵素入りの洗顔アイテムや入浴剤を使用すれば、酵素の力でしっかり洗い流せます。

【注意】日焼け後に肌をしっかりと冷やし、美白アイテムを使用できる程度に肌のコンディションが落ち着いてから行ってください。

※角質層まで

6.紫外線に負けない、体内から補うアフターケアを

●日焼け予防や対策には3つのビタミン、ビタミンACE!

外からのケアだけでなく、体内から補うアフターケアも同時にして相乗効果に期待!

《ビタミンA》

ビタミンAは抗酸化作用があり、紫外線により傷ついた皮膚や粘膜を整える働きがあります。また、β-カロテンという栄養素が必要に応じて体内でビタミンAに変化します。β-カロテンが豊富な緑黄色野菜などを積極的に摂取することで抗酸化に強いビタミンAを増やし効率よく取り入れましょう。

ちなみにビタミンAには体内から摂取する「経口摂取するビタミンA」=β-カロテンと、塗るビタミンA「レチノール」があります。

「レチノール」といえば化粧品に含まれている成分なので聞き覚えのある方も多いですよね?体内に取り入れるだけでなく、同時に化粧品でスキンケアに取り入れるのもオススメです。


《ビタミンC》

ビタミンの代表格と言えるほど知名度の高いビタミンCは抗酸化作用があり、紫外線により増えてしまう活性酸素を抑える効果がありますシミの元になるメラニンの過剰生成を抑えたり、コラーゲンの生成を促進するのでシワの予防にも。紫外線で傷んだ肌を整えて改善させる働きがあります。

これだけ聞くと肌や体の為にも積極的に多くのビタミンCを取りたいなと思いますよね?しかし過剰に摂取しても尿から排出されてしまうため、成人では1日の推奨量が100mg(2015年版食事摂取基準)と設定されています。

また、ビタミンCの摂取量と排泄量を考えると基本的な食事以外に、サプリメントから摂取する場合でも、1日当たり1,000mg以上のビタミンCを摂取することは推奨できないとされています。


《ビタミンE》

ナッツ類などに含まれるビタミンEも抗酸化作用があり、血行を促す働きがあります。血行を促すことで体内に取り込んだ栄養素を隅々まで届けたり、古い細胞から新しい細胞へと新陳代謝を手助けし、肌のハリを保ちます。

また、ビタミンEは他のビタミン類を一緒に摂ることで相乗効果が得られます。ビタミンC、ビタミンA、カロチノイド等の、他の抗酸化物質の酸化を防ぐサポートする働きがあります。

 

●ビタミンCが豊富でも、摂取する種類と時間には注意が必要!

ビタミンが豊富なフルーツといえば、ベリー系や柑橘系を思い浮かべる方は多いですよね?

“朝のフルーツは金”と言われますが「朝摂るのはNG」なフルーツもあるんです。

フルーツや野菜などには光毒性反応を起こす「ソラレン(psoralen)」という成分が含まれているものがあります。

光毒性とは「紫外線を吸収し、活性酸素などを発生させ、肌ダメージを与える」作用のこと。光毒性は体の外と中の両方に影響を及ぼします。

【体外】
精油などに含まれるフクロマリンの成分が、皮膚に塗布した状態で紫外線を浴びると、紫外線に反応し短時間で日焼けやシミを引き起こす。

【体内】
体内に摂取した食物や残存する薬物に紫外線が反応し、短時間で日焼けやシミを引き起こす。

ソラレンを含む食物を摂取してから、消化に至るまで2~7時間程度は紫外線を通常よりも多く吸収してしまうと言われています。

また、ソラレンは米国では1996年まで、日焼けローションの主要成分として使われていたと言われています

食品に含まれるソラレンはそれほど多い量ではないので比べることはできませんが、何も考えずに摂取して紫外線を浴びていたのを見直さなきゃ!と思い至る方が増えそうですよね。


長時間太陽の下で過ごすなら、ソラレンを多く含む食物はできるだけ摂取せず、いつも以上にしっかりした紫外線対策を心がけてください。

【ソラレンを多く含むフルーツ】

オレンジ、ライム、レモン、グレープフルーツ、ベルガモット、キウイ、イチジク、アセロラ、パイナップル、すだち等

【ソラレンを多く含む野菜】

セロリ、セリ、パセリ、ニンジン、ウイキョウ、アメリカボウフウ、ウド、アンジェリカ、春菊、三つ葉、キュウリ、シソの葉、パクチー、ジャガイモ、ブロッコリーの茎等

紫外線が体に与える影響を簡単に調べるには?

紫外線の人体に与える影響にはUVインデックスという指標が国際的に広く用いられています。

UVインデックスとは紫外線の波長ごとに人体への影響の度合いを評価した指標で、紫外線の強さは上記のように分類されます。

UVインデックス=CIE紅斑紫外線強度(mW/㎡)/ 25

※CIE 紅斑紫外線強度とは国際照明委員会(Commission Internationale de l’Eclairage)が波長ごとの人の皮膚に対する影響を考慮し、重み付けをして足しあわせたものです。

気象庁では、日々の紫外線対策を効果的に行えるようにUVインデックスを用いた「紫外線情報」を発信しています。日々の紫外線情報をスキンケアに取り入れてみるのもオススメです。

気象庁/紫外線情報分布図:全国 http://www.jma.go.jp/jp/uv/

 

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紫外線が強い季節にオススメのアイテムはこちら!

アルガンオイル 砂漠の恵み

《「若返りのビタミン」ビタミンEなど、抗酸化に強く栄養豊富!》

砂漠の強い日差しと乾燥の中を生き抜くアルガンの樹は『10年水がなくても生き続ける』と言われているほど、強靭な生命力を備え抗酸化に強いオイルです。

  • オレイン酸やリノール酸、パルミチン酸、ビタミンEなどのビタミン類等、栄養豊富!
  • 抗酸化作用に優れている為、肌のシワ改善やメラニン色素の生成を抑える ”チロシナーゼ阻害作用” があると期待出来ます。

  • サラッとした使い心地は、夏のスキンケアにぴったりなテクスチャー。
  • 素早い浸透力と高い保湿力で肌を若々しく潤します。※角質層まで
  • 抗酸化作用や豊富な栄養が含まれるオイルはエイジングスキンケアに最適!

ホホバオイル 自然の恵み

《肌馴染みと皮脂バランスの調節が魅力!「命の植物ホホバ」》

過酷な環境でも水分を充分に保てることから『命の植物』、オイルは『砂漠の黄金の液体』と呼ばれ、古くから肌や髪のケアに用いられてきたオイルです。

  • ホホバオイルに含まれる「ワックスエステル」は、ヒトの皮脂にも含まれる成分で肌馴染みが魅力。
  • 抗酸化作用に優れている為、シワの改善やメラニン色素の生成を抑えることが期待できます。

  • 高い水分保持力で、お肌を優しく保湿します。
  • 皮脂バランスの調節作用があることから、『ニキビなどの予防』や『スカルプケア』にも!
  • 安定性に優れているので、ベビーマッサージや化粧品の原料に取り入れられてきました。

アーモンドオイル 大地の恵み

《古代ギリシャの人も取り入れた「万能オイル」》

アーモンドオイルは酸化に強く、肌に栄養を与えながら柔らかくしっとりと保湿します。湿気の多い時期のヘアケアにも最適

  • オレイン酸やリノール酸、ビタミンEなどのビタミン類等、栄養豊富!
  • 抗酸化作用に優れている為、シワの改善やメラニン色素の生成を抑えることが期待できます。

  • ”トロッ”と濃厚でありながら、水分や栄養分を浸透することで、しっかりした”保湿感”をお肌にプラスします!※角質層まで
  • 一般的にベビーマッサージや化粧品の原料などに取り入れられてきました。※ナッツアレルギーの方のご使用はお控えください
  • 湿気で髪がまとまらない季節には、アーモンドオイルでヘアケア!オイルが髪の毛に馴染み水分が入ってくるのをブロックし整えます。

Do fresh クリスタルクレンジング

《酵素の力で、汚れも老化角質もスルッとオフ!》

パパイン酵素の力で「擦らず」「肌に負担をかけず」、過剰な皮脂や毛穴の汚れ、老化角質を洗浄します。洗顔から肌を整えるベースアイテムです。

  • 過剰な皮脂や老化角質を洗浄し、ツルツル肌に。
  • 汚れや老化角質をしっかり洗浄し、洗浄後の化粧品アイテムが入りやすく※1なります。
  • 日焼けによる赤みや熱が引いたら、酵素の力で老化角質を洗浄しターンオーバーを整えるアフターケアに。
  • 海藻エキス・キトサン※2配合で肌を整えます。
  • お好みの分量を自分で調整できるボトルタイプだから、顔以外のボディにも使いやすい。
  • 1回の使用分をボディーソープや洗顔フォームに混ぜても使えます。

※1角質層まで  ※2安全なキトサンを使用していますが、甲殻アレルギーの方は念の為、ご使用はお控えください。

まとめ

日焼けの出方には個人差がありますが、まずは日に焼けることをできるだけ避けるのがポイント。

焼けた後の肌はいつも以上にデリケート。肌に熱や赤みが残る場合は優しいベーシックなアイテムで保湿し、コンディションが整ってきたらターンオーバーを意識したスキンケアへ切り替えましょう。


参考、出展:

 

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