
本日12月22日(金曜日)は冬至!
今日を境にどんどん日が長くなっていくそうですが、冬至といえば「ゆず湯」ですよね。
冬の果物といえばやっぱり柚子。柚子を湯船に入れて爽やかな香りで入浴するのって癒やされますよね。
今日の記事では、入浴剤メーカーである当社が冬至の定番「ゆず湯」の知識を教えます!
そして、冬至の知識も合わせてご紹介します。
この記事の目次
はじめに、「冬至」について
まずは「冬至」についての知識をご紹介したいと思います。
一年で最も「昼」が短い一日のこと
冬至をひとことで言うと、「一年で最も昼が短い日」のことです。
秋~冬になるにつれて、どんどん昼間の時間が短くなっていきますよね。
「最近、日が短くなったね」という会話が秋頃から増えてきて、今この時期(12月)には17時には真っ暗になってしまいますよね。
そうやって、日を追うごとに太陽が出ている時間が短くなっていきますが、それが一番短くなるのが、2017年は今日12月22日なんですね。
※ちなみに冬至の反対で、一年で最も昼間の時間が長い日は「夏至」ですね。
無病息災を祈る大切な日
昔の人たちは一番昼間が長い「冬至」を、命の源でもある太陽の恵みが得られない=命が終わる時期としていたとか。
そのため、こうした不安を解消するために「無病息災を祈る」という習慣がついたようです。
逆に言えば冬至を境に日が長くなっていきますので、この日に無病息災を祈ることで、太陽のありがたみを実感していたのかもしれませんね。
なぜ冬至にゆず湯に入るの?
では、なぜ冬至に「ゆず湯」に入るのでしょうか?ここではいくつかの「ゆず湯」の由来、理由をご紹介します。
体を温めるため
まず知っておきたいのは、先程書かなかったのですが、冬至を過ぎるとグングン気温が落ちていくということ。
年が明けて「大寒」と呼ばれる、一年のうちで最も寒い日までの間、どんどん寒くなっていきます。
この際、体を温める習慣として入浴がありますので、湯船にゆっくり浸かって体を温めようと思ったのかもしれません。
邪気払いのため
また、先程も書きましたが冬至は「無病息災を祈願する日」です。
柚子の特徴はなんといっても、その香りですよね。
この特徴的な爽やかな強い香りが、邪気を払うと考えられていたため、柚子の香りで病気や悪いことを追い払って身を守ろうと考えたようです。
語呂合わせから
一説には語呂合わせからゆず湯に入る習慣ができたとも言われているみたいです。
その起源は江戸時代にあり、その時代の人々は
- 冬至 = 「湯治(温泉に入って療養すること)」
- 柚子 = 「融通」をきかせる
という風に語呂合わせをし、「融通をきかせることができるのは健康な人だけ」ということからゆず湯に入るようになったとも言われています。
柚子に含まれる栄養素の例
では、ここからは現実的に「ゆず湯に入って無病息災は本当に実現できるのか?」を見ていきましょう!
それを知る上で注目したいのは、柚子に含まれる栄養素です。
病気の予防や美容に良いとされる栄養素が含まれている=ゆず湯で無病息災を実現できる可能性が高まると考えされますので、まずは栄養素について調べてみました。
※ゆず湯は柚子を丸ごと湯船に入れますので、ここでは「柚子の皮」に含まれる栄養素の代表例を、文部科学省の食品成分データベースを元にご紹介します。
分類 | 成分名 | 100gあたりに含まれる量 |
ミネラル | カリウム | 140mg |
カルシウム | 41mg | |
マグネシウム | 15mg | |
リン | 9mg | |
鉄 | 0.3mg | |
亜鉛 | 0.1mg | |
ビタミンA | β−クリプトキサンチン | 440μg |
β−カロテン | 240μg | |
ビタミンE | トコフェロールα | 3.4mg |
ビタミンC | 160mg | |
ビタミンB | ビタミンB1 | 0.07mg |
ビタミンB2 | 0.10mg | |
ナイアシン | 0.5mg | |
ビタミンB6 | 0.09mg | |
パントテン酸 | 0.89mg |
※出典元:文部科学省 食品成分データベース 果実類/(かんきつ類)/ゆず/果皮、生
ビタミンCの宝庫!
最も多いのは抗酸化作用が強くて、風邪の予防にも効果的と言われる「ビタミンC」です。
レモンやオレンジ等の柑橘類フルーツ全般にはビタミンCが多いイメージがありますが、柚子もその例外ではないようですね。
ちなみに、レモンに含まれるビタミンCの量は100gあたり約100mgですので、柚子はその1.6倍!
無病息災のイメージだけでなく、実際にもとても理にかなったフルーツと言えます。
その他のビタミン・ミネラルもバランス良く含む
ビタミンC以外にも、皮膚や粘膜の修復や健康を助ける「ビタミンA」、疲れの回復に効くと言われる「ビタミンB」、アンチエイジングに効果的と言われる「ビタミンE」まで含み、全体的にバランス良くビタミンが含まれています。
そして、ミネラルも豊富。肌の新陳代謝に関わるという「カリウム」をはじめ、「カルシウム」、「マグネシウム」など複数のミネラルを含んでいます。
ビタミン類はどれも美容に欠かせない成分ですし、体の調子を整えてくれるミネラル類まで備える!
柚子は、無病息災だけでなく、お風呂に入ってキレイになりたいという方にも最適なフルーツなんですね。
ゆず湯の実際の効果・効能は?
ここからは、上で書いた「柚子の皮に含まれる栄養素」を踏まえて、ゆず湯に入って得られると考えられる効果・効能について簡単にご紹介します。
血行促進&温まり効果
ビタミンEには、血流を良くする効果もあると言われます。
また、香り成分「リモネン」や「αピネン」も、皮膚に吸収されることで血流を改善するという報告もあります。
ビタミンEと香り成分による血流改善とお湯にゆったり浸かるダブルの作用で、血行を促進して体を温め、ぽかぽか湯冷めしにくくなる効果があると考えられます。
ちなみに、柚子に含まれる脂質は肌の表面に薄い膜のようなものを作ってくれるそうで、これが湯冷めを予防してくれるとも言われています。
リラックス効果
柚子には「リモネン」と呼ばれる、柑橘類に共通する爽やかな香り成分が含まれています。
リモネンはアロマセラピーにも使われる成分で、精神を安定させリラックスさせる効果があると言われています。
これに加えて、種類豊富なミネラル類が筋肉の緊張を緩和してくれるので、ゆったりリラックスすることができると考えられます。
免疫力アップ効果
レモンの1.6倍の豊富なビタミンCは抗酸化作用が強く、免疫力の強化に役立ちます。
これ以外にも、柚子には、β−クリプトキサンチンやビタミンEなど、一説には9割の病気の原因と言われる「活性酸素」の除去に役立つ抗酸化成分が豊富です。
これらの栄養素の相乗効果によって、風邪などの感染症に強い免疫力の強い体になる効果も高いと考えられます。
また、先程書いた「血行促進」も体温を上げることによる免疫力強化に一役買ってくれます。
疲れを癒やす効果
柚子は、疲労回復のビタミンと呼ばれるビタミンB類も豊富なので、日頃の疲れを癒やす効果にも優れていると考えられます。
また、先程も書いたようにミネラルは筋肉の緊張を解してくれるため、筋肉痛や筋肉の疲れに起因した肩こりや腰痛等にも良いと思われます。
さらに、リモネンによるリラックス効果も加わって、疲れを癒やすのには最適です!
美容効果
ビタミンもミネラルも、美容効果に優れた栄養素。柚子はそのどれもバランス良く含んでいます。
ビタミンAは皮膚や粘膜の生成・修復に関わるビタミンですし、ビタミンEは皮膚を柔らかくして肌の保湿作用を高めてくれます。
また、ここまで書いてきた血行促進や体温アップは、発汗作用を高め、肌のターンオーバーも高めてくれます。
ゆず湯はこれらを同時に実現できるので、美容にもぴったりな入浴法と言えます。
塩素の除去効果
ビタミンCは、水道水に含まれる塩素に反応して中和する作用を持っています。
塩素は、肌荒れや乾燥、湿疹などの肌トラブルの原因です。
冬は、ただでさえお肌が乾燥して肌トラブルが増えがちな時期なので、水道水を直接汲んだ湯船に浸かれば、より悪化してしまうかも。
塩素を除去することで、こうしたトラブルを防ぐとともに、湯質も柔らかくなります!
※塩素による肌への悪影響については「お風呂に潜む脅威「塩素」が肌に与える影響と、塩素を中和できる成分とは?」をご覧ください。
ゆず湯の入り方
さて、ゆず湯の入り方ですが、これは特にコツもありません(笑)!
一般的なご家庭であれば、柚子5~6個くらいをそのまま、もしくは半分に切って湯船に浮かべましょう。
たったこれだけで先程ご紹介した有効成分が湯船のお湯に溶け出して、色々な効果・効能が期待できる「ゆず湯」の出来上がりです!
そのまま入れるメリット&デメリット
そのまま入れるメリットは、見た目の良さと手軽さです。
半分に切って浮かべると、果肉が散らばってしまうのでやや乱雑で見方によっては汚く見えてしまいますが、そのまま入れれば見た目にもキレイで贅沢をしている気分になれます。
また、切る手間を省けてポンと湯船に入れるだけで済みますし、後片付けも楽ちんです。
デメリットとしては、半分に切って入れるのに比べれば有効成分が溶け出しにくい点。
大きいお風呂をお持ちの方は、5~6個では足りないかも!?
半分に切って入れるメリット&デメリット
半分に切って入れることで、柚子の皮だけでなく、果実からも栄養素が溶け出すので、より柚子の香りを楽しんだり、ゆず湯の効果がアップするというメリットが考えられます。
また、その分柚子が少量でも済むこともメリットと言えるかも。
しかし、裏を返せば、成分による肌への影響も強くなってしまうので、柚子が苦手な方は肌トラブルに繋がる可能性もありますので注意が必要です。
また、果肉が散らばるので、お風呂掃除にはちょっと苦労するかもしれません。。。
ゆず湯が苦手!という方には入浴剤がおすすめ
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まとめ
以上、「ゆず湯」の知識をご紹介しました!
柚子には色々な栄養素がたっぷり。
無病息災のため、何かと忙しい師走の疲れを癒やすためにも、ぜひ今夜はゆず湯に入って温まって、ぐっすり眠ってくださいね。