
年齢肌※1 って具体的にどんなお肌の状態か、ご存知ですか?
年齢を重ねるごとに、こんな悩みはありませんか?
- 化粧のノリが悪い
- 肌のキメが荒くなった?
- とにかく乾燥が酷く、潤いがたりない
- 肌のハリ感が無く、しぼんだ印象
- フェイスラインが下がってきた
- 目尻やほうれい線などシワが気になる
- 肌のくすみやシミが気になる
これらのお悩みがあるなら、あなたの肌も年齢肌※1 かもしれません!
そんなあなたは、毎日のお手入れに、エイジングスキンケア※2 を取入れてみましょう!
肌の95%を占めると言われる「真皮」の秘密
「真皮」はコラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンなどの成分で、できています。これらは「肌の三大要素」といわれ、皮膚の弾力性(ハリ感)や潤いを保つ為に重要な成分。
これらの成分を生み出す「線維芽細胞」が真皮に存在し、若々しい素肌を守る為に働きかけます。しかし「線維芽細胞」の働きは、お肌への刺激や加齢とともに弱まってしまうのです。
乾燥が進んだ状態のお肌に、紫外線等の外部刺激が加わるとコラーゲン繊維の弾性が衰えて伸びきった状態になり、ハリ感や潤いが失われてしまいます。
これらの現象が年齢を重ねた「シワや、たるみ」を引き起こす要因の一つです。だからこそ、エイジングスキンケアが必要なのです。
エイジングスキンケア※2 は、なによりも保湿が基礎であり重要です!
潤いに満ちた素肌はバリア機能が鍵! 肌トラブルから守る「表皮」の秘密
表皮はわずか0.2ミリの薄さですが「真皮の外側からお肌を保護する」とても重要な皮膚組織です。表面から「角質層」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」の4つの層で構成されています。
表皮の最も表面にある極薄0.02ミリの角質層がお肌の保湿機能、バリア機能を守る重要な役割を果たしています。角質層から、紫外線や、ホコリ・花粉・ウイルス等の外部刺激の侵入を防ぐとともに、過剰な水分の蒸散を抑え、肌を乾燥から守る大切な役割を持ちます。
また、角質層は「核のない死んだ細胞(角質細胞)」がレンガ壁のように積み重なってできたもので、その他に「天然保湿因子(NMF)」「細胞間脂質」「皮脂膜」の3つの要素で構成されます。角質細胞の間には「細胞間脂質」という脂質や、「NMF(天然保湿因子)」と呼ばれる水と馴染みが良いアミノ酸やミネラル等、水分を抱え込む機能がある成分で満たされています。
細胞間脂質にはセラミド等の成分が含まれていて、細胞と細胞の隙間を埋める事で過剰な水分の蒸発を防ぎ、乾燥からお肌を守っています。それはまるでブロック(細胞)をセメント(細胞間脂質)で埋め、つなぎ止めているイメージ。これらの成分が層状に整列し、ラメラ構造※3を作る事で、水分と油分で満たされ、お肌のバリア機能を保持しています。
さらに、その表面を皮脂膜が覆い、水分を蒸発させない様にフタをしているのが、私達の肌なのです。人の皮膚はこのように、「表皮」と「真皮」からなり、皮下組織がこれらを支えている仕組みです。
まとめ
年齢肌※1の特徴の一つである、乾燥、シワやたるみには…
- 肌環境を整えて、しっかり保湿を行うこと
- 肌のバリア機能を高め、肌の基礎力を上げる事
これらが、年齢に負けない若々しい肌を作るには、基本なのです。
これらのポイントに気をつけて、毎日のスキンケアを楽しみましょう!
【注釈】
※1:年齢を重ねた肌の事
※2:年齢に応じたスキンケアのこと
※3:水分と皮脂により作られた角質層の構造